こんにちは。インターネットのところどころで、
- スタバでPC開けてドヤ顔してる奴なんなん?
- PC作業くらいで家でやれよ
- わざわざカフェに来てまでパソコンしてる意味がわからない
という声を見かけます。
この記事では、これらの声に応えながら、「彼らは何をしているのか?」を当事者目線で考察・解説していきます。
自分をオシャレに見せたい
「オシャレなPCも手に入ったし、オシャレな格好もしてる。そんな俺にはカフェというオシャレな空間が似合うんだ!」と思って、カフェでPC作業をしているケース。
「コワーキングスペースや大学の自習室、ましてや自分の家なんてイケてなさすぎて無理!」という感じです。
でも、このタイプの人は相当少ないか、もしかしたらいないんじゃないかと思います。
というのも、PCを入れるバッグは大きく、オシャレ度に限界があります。本当にオシャレを追い求めているなら、PCを持って外出なんて避けると思うからです。
このタイプの「カフェでの作業がオシャレだと勘違いしている人」は、カフェで作業している人をとにかく批判したい人が短絡的に作った幻想に過ぎません。ほぼ実在しないのです。
実は出会いを求めている
このタイプは、先程の「カフェでの作業がオシャレだと勘違いしている人」よりは多いと思います。(それでもごく少数だと思いますが)
「カフェの店員にはイケメンで可愛い人も多い(?)し、何にしろ作業している人の男女比が1:1に近いから、これだけ通いつめれば出会いの1つや2つあるだろ!」という考えです。
しかし、PC作業している最中には出会いは生じません。スクリーンとにらめっこしていても誰も振り向いてくれません。当たり前です。
ということで、「PCを開く=出会いは生まれない」というジレンマに陥ることになります。ですから、出会いを求めてカフェでPCを開いている人はごく少数だと考えられるわけです。
【有力?】外出はしたいがインドア派である
これは、筆者の中ではかなり有力な説です。「家の中でくすぶってるのも嫌だけど、活動的なことをするのはだるい・・・」というわけです。
一人旅をするほどアクティブではないし、友人同士で遊びに行くのも頻繁にはやりたくない。でも外には出たいし、長時間外にいたい!という際にカフェを選ぶのではないでしょうか。
言い換えれば、「せっかくの休みだから、体力使いたくないけど充実させたい」ということです。筆者もこの心情になることはよくあります。
【有力?】コワーキングスペースよりも便利で安い
カフェ作業批判派の意見としてよくあるのが、「コワーキングスペース使えよ!」という声です。
しかし、コワーキングスペースの料金は600円/時、2000円/日くらいに設定してあることが多く、カフェでの作業よりも圧倒的にコスパが悪いのです。
コワーキングスペースは月額契約すればある程度安くなりますが、「毎日使うわけでもないし・・・」という人にはカフェがぴったりなのです。
また、コワーキングスペースが駅周辺に集中しており、住宅街や郊外には少ないのも「カフェでPC」を増やす原因になっています。
そもそもコワーキングスペースよりもカフェのほうが圧倒的に数が多く、網羅しているエリアも広いのです。その影響で、本来コワーキングスペースに行くはずの人々がカフェに流れ込む現象が起きています。
筆者的には、この説はかなり有力だと思っています。コワーキングスペースの数がもっと増えて、安くなればカフェでのPC作業は少なくなるかもしれませんね。
例の理由でカフェの営業時間が相対的に長い
2020年から始まった「例のアレ」のせいで、これまで無料で使えていたスペースが臨時休業してしまったり、17~19時で終業してしまったり・・・というケースがあります。
一方、カフェならほぼ確実に20時までやっている上に、「解除」があれば即座に元の営業時間に戻してくれます。
「とにかく外で多く作業をしておきたい」という人にとっては、「例のアレ」がある間でもまあまあ遅くまで営業してくれるカフェが一番良いのかもしれません。
【有力?】人の目がないと集中できない
筆者の中で一番有力な説です。プライベートな空間では集中できない人が、仕方なくカフェに通っているという説です。
カフェでゲームをするのも恥ずかしいし、×××な画像や動画を見るなんてもっての外だしで、結局作業に集中できるというわけです。
ある意味「カフェでPC作業している俺を見てくれ!」ということです。「どうだ!オシャレだろ!(ドヤッ)」ではなく、「人が見てくれないと作業が進まないんです」という恥ずかしい動機ではありますが・・・
また、「家にいると昼寝してしまう。昼寝してしまうと夜眠れなくなる」という人もいると思います。生活習慣維持のためにカフェに通っているわけです。(何もカフェにいなくても・・・と思うかもしれませんが、それほど暇ではないのでしょう)
このタイプに人は、「カフェにお金を払わざるを得ない」という点で、可哀想な人達なのです。温かく見守ってあげてください。
まとめ
- ドヤ顔しにカフェに行っている人は少数。いないかも
- インドア派の外出先としてカフェは有力
- 人が見ていないと作業が進まない、可哀想な人達が多い(と思う)
- それ以外ならおそらく金銭的・距離的な理由でPC作業をしている
カフェでPC作業をしている人の多くは、仕方なくそこに座っているのです。彼らだって、「このカフェ代浮かして服買いたいな~」とか思ってるはずです。
「家でやれ」という意見は、家で作業できる優秀な人目線の声です。家でできない理由が、そこにはあるのです。