こんにちは。ワイヤレスイヤホンを片方だけ失くして悲しいFeelsです。
1万円超えのワイヤレスイヤホンを失くして萎えたので、今回は「Soundpeats sonic」(4千円程度)を購入。
レビューしようと思いましたが、非常にしっかりしたレビュー記事を書いていらっしゃる方がいるので・・・
- 性能やチップを中心に紹介します
- 実際に数十時間使った後のレビューです!
という感じで、ちょっと内容をずらしてレビューしていきます!
音質についての考察が素晴らしい記事はこちら(外部サイト)
「Soundpeats sonic」の概要
発売日
Amazonの取り扱い開始日が2020/10/26ということで、記事執筆時点では非常に新しいモデル。
さらに、レビュー記事の執筆日付を見ると11月21日以降が多く、日本での発売はこのあたりだったのかもしれません。
イヤホン単体で最大15時間再生
ほんと、技術の進歩って凄いですよね。
2018年だと2~3時間、2019年だと6時間程度しか使えなかったのが、今や15時間。丸一日使えちゃいます。
ただ、やはり公式発表値は長め。実際に使ってみると13~14時間程度しか再生できませんでした。
それでも十分すぎる位長く使えるのでとても便利です。
ケース併用で最長35時間再生
ケースには20時間分の電池が入っている模様。
十分長いんですが、イヤホンだけで15時間再生できるので、少し見劣りします。
ただ、その分ケースが小型化されています。筆者としてはケースが小さい方が嬉しいです。
Aptx adaptiveに対応で「聞ける」
Aptx adaptiveにより、279kbps〜420kbpsの範囲で、接続状況にあった音質で再生してくれます。
従来のAptxのビットレート[kbps]はこの範囲に含まれるので、Aptx adaptiveはAptxの上位互換といえます。
実際に何十時間もSoundpeats sonicを使っていますが、まあまあ心地よく音楽を聞けています。
SoundpeatsはAptx HDも包括するとしていますが、Aptx HDは最大576kbpsなので、上位互換ではないような気が・・・
また、AACは128kbps、CD音源(非圧縮)は1411kbpsです。ご参考までに。
ゲームモードがある
左イヤホンのボタンを3回連続で押すと、「GAME MODE」のアナウンスとともにゲームモードに移行します。
遅延が小さくなるらしいので、ゲームモードで音ゲー(Archea)をやってみました。結果は記事の下の方に。
最新チップ(SoC)「QCC3040」について
内部のチップには「QCC3040」という最新のチップが使われています。(2020年9月以前の記事が見つからないくらい最新です)
GalaxyやPixel、Xperiaと同じ?
QCC3040は、Qualcommという会社が作っているチップです。
AndroidスマートフォンのCPU「Snapdragon」も同じ会社が作っています。そう言われると身近に感じませんか?
GalaxyやGoogle Pixel、XperiaやZenfoneなど、日本でもメジャーなスマホにもSnapdragonは入っています。
ということで、筆者はQCC3040の性能にも期待しています。
実際に電力制御、無線制御の能力は高いようですが、検証はさすがにできませんでした。
TrueWireless Mirroring(QTM)に対応
これにより、「Soundpeats sonic-L」と「Soundpeats sonic-R」で分かれて登録されることがなくなりました。
▲iOSでも、LとRの区別なく使えています。
しかも、プレーヤー側が対応していればOKなので、どんなデバイスと接続してもTrueWireless Mirroringが適応されます。
L側とR側で、接続状況が良い側をマスターにするので、音途切れしにくいのが特徴です。
TrueWireless Mirroringに対応しているチップ(SoC)は以下の通り。
上位モデル | 下位モデル |
QCC5144 QCC5141 |
QCC3046 QCC3040 |
自作PCの世界を知ってるとそう思っちゃいます。(詳しくは「2080 Ti 3070」と検索)
この節の出典は以下です。もっとTrueWirelessMirroringについて知りたい!という人にもおすすめの記事です。(外部サイト)
使ってみて感じたメリット
ここからは、実際にSoundpeats sonicを使って感じたメリットを紹介していきます。
音が出なくなることがない
まず感動したのは「音が出続ける」こと。
昔買った1万円以上するイヤホンは、ペアリングしてないほうのイヤホンから音が出なくなることがあったのです。
しかし、Soundpeats sonicではそんなことは一回も起きていません。TrueWireless Mirroringのおかげだと思います。
実際に途切れそうになることがありますが、すぐに繋ぎ直してくれます。
再生時間がとにかく長い
Soundpeats sonicのイヤホン単体での再生時間は恐ろしいほど長いです。
Soundpeats sonicを使いながら、ブログを1日ずっと書いていてもバッテリー切れになりませんでした。
流石に公式発表の15時間よりは少し短い気がしますが、それでも十分すぎるほどです。
iphoneの右上に表示されるバッテリーアイコンがなかなか減らないので、安心感があります。
ゲームモードが凄い
せっかく「ゲームモード」があるので、スマホの音ゲーで使ってみました。
プレイした音ゲーは「Archea」。複雑な動きが要求される難しめの音ゲーです。結果は、
なんと、スピーカー使用で出したハイスコアを大幅に更新。ゲームモードの遅延の小ささがお分かり頂けるでしょうか。
FPSゲームをしたいのに、髪にワックスがついていてゲーミングヘッドセットを使いたくないときには、Soundpeats sonicが代わりになりそうです。
使ってみて感じたデメリット
4千円程度のイヤホンなので、多少のデメリットはあります。
イヤーピースが良くない
筆者にとってはこれが一番のデメリットでした。
付属品のイヤーピースの質はかなり悪いです。なんか妙に固くて薄く、耳に全然フィットしませんでした。
これまでに買ったイヤホンに付いてきたイヤーピースに交換すればOKなので、そんなに深刻なデメリットではありません。
筆者は昔買ったイヤホンについてきた「Spinfit」に付け替えて使っています。新しいイヤーピースを買うならSpinfitがおすすめですが、在庫に難ありのようです。
【ゲームモード中】嫌な音と音質低下
こっちは我慢ができない人もいるかもしれません。ゲームモード中、時々「ジッ」と嫌な音がします。
使っている感じでは、ゲームモード中、Soundpeats sonicは遅延を常にチェックしているようで、遅延が一定以上になると接続し直している感じがします。
その再接続のときに「ジッ」と鳴ってしまうのです。音ゲーだと、だいたい一曲に0~3回ほど鳴ります。
筆者はあまり気にしていませんが、気になる人は結構いそうです。
また、ゲームモード中は音質が下がっているように感じました。普通に音楽を聞いている最中にゲームモードにすると、なんだか不快な感じがします。
まとめ【実用性MAX。音質にこだわらなければ最強か】
- Soundpeats sonicの最大15時間再生は超便利
- Aptx adaptive対応で音質も十分
- 最新チップ「QCC3040」採用で、途切れにくく快適
- ゲームモードも便利だが、嫌な音も時々する
この完成度のワイヤレスイヤホンが4千円程度で買えるようになり、技術の進化に驚くばかりです。
1万円以下のワイヤレスイヤホンを買うなら、「Soundpeats sonic」をおすすめします。よくわからない中華製イヤホンよりも圧倒的に高品質だと思います。
1万円以上のイヤホンと比較しても、使い勝手では右に出る者はないと思います。非常にオススメのイヤホンでした。