グラボの値動きの理由は?
【2020年末から】半導体の高騰

2020年末から今まで続いている、グラフィックボードの価格高騰の原因は、半導体不足です。
こちらの記事の内容を超簡単にまとめると、
- 米中間の対立による生産量・調達量減少
- コロナ対策のために海運のペースが落ちた
- 「新しい生活様式」によりPC等のIT機器の需要↗
などが理由としてあるようです。
グラフィックボード業界は、世界的な問題の影響をモロに食らったという感じです。
このため、昔は2万円程度だったGTX1660SUPERが4万円まで上がる、という地獄のような値上げが行われました。
【2021年上旬】マイニング需要

同じ時期に、ビットコインの価格が急上昇しました。
そこで、「グラボをビットコインのマイニングに使えば、利益出るんじゃね??」と考える企業が現れました。
簡単に言うと、「ビットコインの運営を手伝ってくれればビットコインあげるよ!」というビットコインのルールです。
ビットコインの運営はとても大変で、PCを使って大量の情報処理をしなければなりません。
それを高性能グラボを使って引き受けることで、お礼がもらえるという仕組みなんです。
現在はビットコインの価格は急落した…わけではなく、まだ2020年10月の約3倍の価値があります。
ここから再高騰すれば、またグラボが品薄になる可能性もあります。
【2022年初頭~】RTX3000シリーズの値段が落ち着いた
RTX3000シリーズは、2020年末のグラボ高騰の直前に発売されました。
そこから「発売記念価格」(新しい物好きを狙った高めの価格)を経て、価格が落ち着くかな…というところで半導体不足が起きました。
それからはずっと価格は高めの水準を保っていました。
しかし、RTX3000シリーズが発売されてからほぼ2年、いよいよ価格が落ち着きつつあるようです。
【現在】RTX4000に向けての在庫処分か?

現在、グラボ価格は少し落ち気味です。その一番の理由はこれかもしれません。
RTX4000の発売まであと数ヶ月(参考)ということもあり、RTX3000が在庫処分の対象になっている可能性があります。
確かに、現在では2060S、2070S、2080S搭載のグラボはほとんどお目にかかりません。
同じように、RTX3000シリーズも早く売り飛ばしてしまおう、という流れがありそうです。
これから、グラボはいつ値下がりするのか?(執筆中)
さて、これからグラボ価格はさらに下がるのか?については、別の記事で詳しく考察する予定です。
書けたらここに掲載しますので、お楽しみに。
RTX4000シリーズを待つべき?
結論:待たなくてよい
RTX4000シリーズを待つ意味はあまり無いと考えています。理由はいくつかあって…
- どうせ発売直後は「発売記念価格」(新しい物好きを狙った高めの価格)
- RTX3000どころか、2060すら現役。ゲームの進化が追いついてない
- 4000シリーズは消費電力がさらにUP。電源も高級なものを要する
- 4000シリーズ発売後、3000シリーズの型落ちセールを狙うのが◎
- RTX3050、RTX3060の息がかなり長そう(3060Tiも?)
ということで、RTX3000シリーズをさっさと買ってしまうほうが無難だと思います。
浮いたお金でマウスやキーボードを新調したり、240Hzモニターを買ったりしたほうがいいと思います。
詳しくはこちらの記事で(執筆中)
「RTX4000シリーズを待つべきか」については、別の記事で詳しく解説するつもりです。
執筆が完了したら、こちらにリンクを掲載しますので、お楽しみに。
特に値下がりしているグラボは?
【値下がり考慮】おすすめのグラボ一覧
2022年夏の値下がりを踏まえた、おすすめのグラボはこちらです。
- RTX3060・・・2.7万円下落でコスパを発揮
- RTX3070Ti・・・9ヶ月でほぼ半額に!3070と価格逆転も
- RTX3080・・・半年で3分の2の価格に。4Kなら必須
- RTX2060・・・4万円を下回り、コスパを取り戻した
- GTX1660S・・・安く済ませるならコレ一択
※それぞれのGPU名をクリックすれば、値動きの解説に飛べます!
Radeonだと、RX6600、RX6800がおすすめです。この2モデルは、Geforceの競合と比べて安いです。
Radeonの他のモデルは、Geforceの競合モデルと価格競争で負けている印象ですね。
【グラフ付き】直近1年の値動きまとめ
GTX1660SUPER

グラフィック重視ではなく、戦闘重視の方向けのGPUです。eスポーツプレイヤーを目指す方にもおすすめ。
各RTXモデルより性能が低く、レイトレーシング機能も無いものの、コスパはRTXよりもかなり高いです。
現在、最も高額だった頃のおよそ半分まで値下がりしており、かなり手を出しやすくなりました。
高騰前は2万円ちょうどくらいの価格でしたが、その水準に戻るのが先か、終売が先か…という感じです。
GTX1660SUPER
直近1年最高 | 2021/09/03 | ¥54,978 |
執筆時点 | 2022/08/14 | ¥28,980(53%) |
グラボの価格を見に行くなら↓
RTX2060

RTX2000シリーズの中で、現在も盛んに販売されている唯一のGPUです。
1660Sよりも大幅に性能が上がっており、Apex Legendsなどの重たいゲームでも、かなりの高グラフィックでプレイできます。
一時は6万円を大幅に超えたこともあり、去年の夏は「5万で買えれば超お買い得」のような雰囲気がありました。
現在は4万円弱まで値段が下がっています。RTX3050よりも性能はかなり高いため、非常におすすめです。
RTX3050

今年の冬に発売された、RTX3060の下位として位置付けられたGPUです。3060よりも大幅に安くなっています。
競合はGTX1660SUPERです。3050のほうが僅かに高性能でレイトレーシング機能もありますが、価格を考えると微妙。
現在は、最も高騰していた時期の7割ほどの価格ですが、1660SUPERよりも8000円ほど高い状態にあり、おすすめできません。
筆者としては、1660SUPERとの価格差が3000円以内になってようやく、3050が「買い」だと言えると思います。
RTX3060

現状最も人気(?)のGPUです。価格と性能のバランスが良く、ほとんどのゲームを高グラフィックで動かせます。
…とは言いましたが、3060Tiと比べて性能差がかなり大きいため、「性能にはこだわりたい!」という方にはTiのほうがおすすめ。
今年の冬には8万円弱まで高騰しましたが、現在は5万円程度まで落ち着きました。6~7月で大きく値下がりしているため、今買うのにおすすめのGPUです。
「グラフィックにこだわらないけど、将来動かせないゲームが登場するのは嫌だ」という方に最適です!
RTX3060Ti

登場当初は、「2080SUPERよりも高性能な60番台!」みたいな感じで高評価を受けていたGPUです。
高騰前の2080SUPERが10万円くらいだったので、それと比べるとかなり安く、手に入れやすいGPUだといえます。
価格についてですが、高騰前はおよそ5.5万円くらい(参考)だったので、それと比べるとまだ高いです。
ですが、この水準になるのはかなり厳しいと思われるため、今買うのもかなりいい選択だと思います。
RTX3070

購入する場合は、3070Tiとの価格差をよく見てからにしましょう。
上のグラフを見てもらえるとわかりますが、なぜか3070と価格が逆転していたり、差がほんの少しだったりするのです。
値下がりの幅についてですが、RTX3000シリーズの中ではかなり値下がり率が大きく、値下がりした今買うべきグラボの一つです。
RTX2000シリーズの最強GPU「2080Ti」に匹敵する性能を持つため、グラフィック派ゲーマーも満足できると思います。
RTX3070Ti

本来は3060Tiや3070のほうがコスパも高くおすすめ…のはずが、3070とほぼ価格差がないor逆転しているので、超おすすめのGPUです。
RTX3080になると途端に値段が跳ね上がるため、性能とコスパのいいとこ取りをしたい方におすすめです。
最高レベルのレイトレーシング、3Dレンダリングとはいかないものの、今後長い間現役として活躍してくれるはずです。
値下がり率も大きく、最高時の5割台まで値下がりしたGPUはRTX3000シリーズの中では3070Tiのみとなっています。
RTX3080

RTX3080以上はかなり高いですが、4K画質でのゲームプレイには必要不可欠です。
一時は15万円を超え、現在の3080Tiの価格を大幅に超えていましたが、今は11万円弱まで値下がり。
値下がりを受けて急いで購入するのも良いですが、現在も値下がり傾向が続いているため、もう少し待ってみるのも得策かも。
また、RTX4000番台が発表されれば、叩き売り状態になることも予想されます。
RTX3080Ti

確かに値下がりはしているものの、2021年秋くらいの値段とそれほど差がないため、まだまだ高水準だな、と言う印象です。
3080よりも3~5万円くらい高いですが、性能はそこまで変わりません。VRAMも3080と変わらない(※)ため、購入は慎重にしたほうが良さそうです。
※3080には10GBモデルと12GBモデルがあります
RTX3080Ti
直近1年最高 | 2021/11/19 | ¥198,000 |
執筆時点 | 2022/08/14 | ¥139,980(71%) |
グラボの価格を見に行くなら↓
RTX3090

元の値段が非常に高いため、この夏の値下がりによって10万円程度も下落しました。
もちろん性能はトップクラスですが、RTX4000番台の登場によりその座を奪われることがほぼ確定なのが残念です。
現在は、なぜかRTX3090Tiのほうが僅かに価格が低いという逆転現象が起きています。
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