こんにちは。ガジェットブロガーのFeels(@Feels37)です。
この記事では、
- テンキーレスキーボードよりもさらに小さいキーボードが欲しい!
- FPSゲームで有利になるようなキーボードが欲しい!
- 最近よく聞く「60%レイアウト」って何?
という声に答えながら、60%レイアウトキーボードについて解説していきます!
- 「60%レイアウトキーボード」は、横幅が60%。ちなみに、テンキーレスは80%。
- FPS向きだけど、MOBAやMMO、事務利用には不向き。
- おすすめ5選はこちらから
60%レイアウトキーボードとは?
使用頻度の少ないキーを削ったモデル
テンキーレスキーボードからさらにキーを削り、横幅をテンキー付きのキーボードの約60%まで減らしたキーボードを「60%レイアウト」といいます。
削減したキーは、それぞれの製品によって異なります。無くなるキーの代表はこんな感じです。
- F1~F10キー(代わりにFnキーがある場合が多い)
- 無変換/変換キー
- 「かな」キー等
- 矢印キー
- _や「などの記号キーの約半分
FPSゲームでよく使う、左手位置のキーのほとんどが残っているものの、キーボード右側のキーはかなり無くなっているのが特徴です。
メディアキーもないモデルがほとんどですが、Fnキーと別のキーを同時押しするとメディア操作ができるキーボードが多いです。
一部のメーカーしか製造していない
有名なキーボードメーカーでも、60%レイアウトキーボードを製造しているメーカーは少ないです。
60%レイアウトキーボードで有名なメーカーは以下になります。
- HyperX
- Razer
- CORSAIR
- ASUS(のROGブランド)
逆に、Logicool GやSteelseries、ROCCATなどは、現時点で60%レイアウトキーボードを製造していません。
60%レイアウトキーボードのメリット
マウスの可動域を広げられる
60%レイアウトキーボードは横幅が小さいため、その分マウスの可動域が広がります。
マウスを大きく動かす必要のあるFPS系ゲームで効果を発揮します。リコイル制御のために感度を下げている人におすすめです。
「接近戦になると、マウスがキーボードで阻まれて負けてしまう・・・」という人には、60%レイアウトキーボードが特におすすめです。
ミニマルなデザインも◎
60%レイアウトキーボードはデザイン性も高く、キーがコンパクトに収まっている様子は可愛くも見えます。
「本当に必要なキーだけを揃えている」という点を、良いデザインとして評価する人もかなり多いと思います。
良いデザインのガジェットは、ゲームをプレイする上で気分を上げてくれます。デザインが気に入ったら、購入を検討するのもアリでしょう。
60%レイアウトキーボードのデメリット
FPS以外の用途には向いていない
60%レイアウトキーボードはFPSにはピッタリなものの、他のジャンルのゲームにはあまり向いていません。
Fキーが無く、Prtscnキー等も全て削減されているので、アクションを割り当てるキーが少ないのです。そのため、MOBAやMMOには向きません。
記号のキーもいくつか無くなっているので、事務利用や文章のタイピングにも向きません。フルサイズかテンキーレスのキーボードを別に用意するのを推奨します。
全体的に価格は高め
FPSゲーム以外にはあまり向いていないキーボードであるため流通量が少なく、価格は高めのものが多いです。
一般利用や他のゲームでの利用には別のキーボードを用意すると考えれば、その分の費用もかかります。
60%レイアウトキーボードは、非常に便利なものではあるものの、全体的なコスパとしてはあまり良くないのが難点です。
筆者のおすすめモデル5選
CORSAIR「K65 MINI」
サイズ | 60% |
---|---|
配列 | 日本語配列 |
スイッチ | メカニカル(銀軸) |
接続方式 | USB-C/USB-A |
価格 | 12,395円~ (Amazon, 2022/09/19) |
CORSAIRの60%レイアウトキーボードです。CORSAIRはゲーミングPCパーツなどで非常に有名なメーカーです。
軸には「Cherry MX SPEED」(通称「銀軸」)が使われており、少し押しただけでキーが反応するようになっています。
これにより、激しい戦闘でも自分の思い通りにキャラクターを動かしやすくなりますし、VALORANTなどヘッドショット1発で戦闘が終わるゲームでは、入力が速いのは必須と言えそうです。
ブラックとホワイトの2色展開で、自分の他のゲーミング機器と色を揃えやすくなっています。どちらもすごくカッコいいので、ぜひチェックしてみてください!
Razer「BlackWidow V3 Mini HyperSpeed」
サイズ | 65% |
---|---|
配列 | 英語配列・日本語配列 |
スイッチ | メカニカル(銀軸) |
接続方式 | 無線 |
価格 | 17,877円~ (Amazon, 2022/09/19) |
このキーボードは「65%」キーボードで、60%キーボードにdelキーや矢印キーを足した構成になっています。この記事では60%キーボードの仲間として扱います。
60%レイアウトで無線接続ができる、数少ないキーボードです。無線なので、65%レイアウトのコンパクトさを最大限に発揮してくれます。
日本語配列と英語配列の両方のモデルがあり、軸も緑軸(クリッキー)と黄軸(リニア)から選ぶことができます。
【日本語配列】Razer「Huntsman Mini JP」
サイズ | 60% | 配列 | JP/US | 方式 | 光学 |
軸 | リニア・クリッキー | 軸メーカー | Razer | ||
ケーブル | 編組・Type-C | メディアキー | なし | ||
角度調整 | 3段階 | メモリ | 5プロファイル | ||
備考 | 光学式キーボードの中ではかなり安価 |
- 光学スイッチ使用で高耐久
- 光学スイッチでも、リニアとクリッキーを選択可
- USB-Cケーブルは取り外し可能
- 日本語配列のモデルがある
60%レイアウトキーボードで光学スイッチが使われている、数少ない製品の1つです。
光学スイッチであっても、触感として「リニア」と「クリッキー」を選択可能で、メカニカルキーボードと同じノリで使うことができます。
日本語配列のモデルもきちんと用意されているため使いやすく、FPSプレイヤー全員におすすめできるキーボードです。
光学式キーボードについては、以下の記事で詳しく解説しています!
Ducky「one 3 mini」
サイズ | 60% | 配列 | US | 方式 | メカニカル |
軸 | リニア | 軸メーカー | HyperX | ||
ケーブル | 編組・Type-C | メディアキー | なし | ||
角度調整 | 3段階 | メモリ | 3プロファイル | ||
備考 | 60%レイアウトの代表的モデル |
- プロシーンでの採用が非常に多い
- ドイツのCherry MX軸を使用
- 反応速度の速い「銀軸」を使える
近年非常に注目を集めている60%キーボード、「Ducky one 2 mini」です。
VALORANTやApex Legendsなど、FPSゲームのプロにも使用者が多く、本格的にFPSゲームを極めたいという方におすすめです。
高品質かつ反応速度が速い「Cherry MX Silver」搭載モデルを選べば、キャラコンがさらに早くなり、戦闘で優位に立てます。
【低価格】
サイズ | 60% | 配列 | US | 方式 | メカニカル |
軸 | 青軸・茶軸 | 軸メーカー | ? | ||
ケーブル | BT5.0またはType-C | メディア | なし | ||
角度調整 | なし | メモリ | ? | ||
備考 | 安価な60%ゲーミングキーボード |
- 60%レイアウトの中ではかなり安い
- 赤・茶・青軸から選択可
- 無線接続も可能、ケーブルは着脱式
- 英語配列なので注意
(執筆時点で)5000円を切る、高コスパの60%レイアウトキーボードです。
無線接続も可能で、ケーブルが着脱でき、軸も3種類と、この価格帯とは思えないスペックの高さが魅力です。
英語配列なのと、専用ソフトウェアが無いのが欠点ですが、それを考慮しても非常に価値のある製品です。
まとめ
- 60%レイアウトキーボードはFPSプレイヤー向き
- MOBAやMMO、事務利用などには不向き
- 流通量が少なく、全体的にコスパは高め